はじめに
歯が抜ける＝子供の歯が生え変わる時期だけと思っている大人が多くいます。
ですが、大人になってから歯が抜け落ちてしまったという人もたいへん多くいるんです。
不慮の事故でもなく、スポーツ等でハードな動きをしていたわけでもない。いわゆる普通の生活を送っていたのに、急に歯が抜け落ちてしまった大人がたくさんいます。
中には50代という若さで、全部の歯を失い総入れ歯になってしまった人もいます。
そこで、若くして総入れ歯にならないためにも、大人になって歯が抜けてしまった人が注意するポイントを紹介します。
急に歯が抜けた！そんな時、どうする？
例えば自宅でくつろいでいる時、何もしていない状態でも、急に歯が抜け落ちてしまったという人がいます。
仕事の商談中に口内に違和感を感じ、口中を見ると、歯が一本抜けてしまったという人もいます。
事故やスポーツ中でなくても、人間の歯は「いつ・急に」抜け落ちてしまう事もあります。
永久歯って抜けることがあるの？！
大人になって歯が抜けたことがある人は、ほぼ口を揃えて「永久歯って抜けることがあるの？！」と驚きます。
永久歯といえば、子供の頃に生え変わり、そのまま一生付き合っていく歯ですよね。そのせいか「何もしていないのに歯が抜ける」というイメージは少ないようです。
歯は顎や歯茎に強い力がかかれば抜けてしまいますし、歯と顎を繋いでいる骨が溶けてしまい、最終的には歯が抜け落ちてしまう事もあります。
ですから、永久歯とは永久に生えている歯という意味ではなく、永久に生え変わらない歯であると認識しましょう。
歯が抜けたらどうなるの？
まずは歯が抜けてすぐの状態は、口腔内に細菌が繁殖しやすい状態になっています。
歯があった場所の歯肉が何もない状態になっていますから、そこから口腔内の細菌が入りやすくなります。
歯が抜けたまま放置していると、上顎と下顎の噛み合わせが悪くなります。そこに飲食で噛むと言う力が加わる状態が続くと、歯並びが悪くなります。
さらに歯が抜けた部分は虫歯になりやすく、歯周病等の原因菌も繁殖しやすくなります。
ですから、歯が抜けてしまうと、口腔内の衛生状態が悪くなるという事です。
抜けた歯を元に戻すことは出来る？
ケースバイケースですが、歯が根元から抜け30分以内に歯科クリニックを受診する等の条件が揃った場合は、抜けた歯をそのまま元に戻すことも可能です。
口腔内に何かしらの問題を抱えている場合や抜け落ちた歯に問題がある場合は、残念ですが元の歯をそのまま戻すことは不可能です。
抜けた歯1本だけを治療することは出来る？
抜けてしまった部分だけを治療する方法に、インプラントやブリッジといった治療方法があります。
いずれの方法でも、まずは歯が抜けてしまった原因を探ります。
もし重度の歯周病や、糖尿病などの生活習慣病が原因で歯周病を発症してしまったケースでは、原因となった疾患と共に歯科治療を行います。
総入れ歯ってどんな状態？
総入れ歯とは、歯が1本も残っていない状態を補うために作る総義歯になります。
総入れ歯にも健康保険が適応される素材と自己負担になる素材があります。健康保険が適応されるのはプラスチック素材のものとなります。
上顎・下顎ともに型を取り制作するため、完成までに時間もかかります。
50代で総入れ歯になる事ってあるの？
不慮の事故やスポーツ障害などを除いても、50代という若い世代で総入れ歯になる事はあります。
それが、歯周病の怖さです。
重度の歯周病を患ってしまうと、歯茎や歯肉に酷い炎症を起こすだけではありません。
歯を支えている顎の骨までを溶かしてしまうため、最悪のケースでは、自分の永久歯を全て失ってしまう可能性もあります。
重度の歯周病を患いインプラント等での治療が不可と歯科医が診断すると、総入れ歯にするより選択肢がありません。
自分の歯を守るためにも定期的なチェックを！
歯肉の腫れや出血があると、歯周病にかかっている可能性がとても高いです。
ですが、歯肉や歯茎の歯周ポケットの深さは、歯科クリニックで検診を受けなければ素人目には判断がとても難しいです。
まずは歯科クリニックを受診し、自身の口内環境がどのような状態なのかを確認することが健康への近道です。
筒井歯科では、定期的な歯科検診や口内環境正常化のために的確なアドバイスも行っています。
自分の歯を守るためにも、ぜひ歯科クリニックで定期的な検診や、セルフメンテナンスだけでは取り除けないプラークや歯石を取り除くようにしましょう。
歯の異変に気づいたら？早期発見は筒井歯科で
筒井歯科ではインプラントやホワイトニング、予防歯科なども行っております。
毎日のケア方法に不安を感じたら、まずは健診を受けてみてください。
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