知っておきたい歯の健康の基礎知識 | インプラントのホントのお話

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知っておきたい歯の健康の基礎知識

はじめに

歯は食事のときに食べ物をかみ砕いて消化しやすくするほか、実は表情を作ったり、発音を助けたり、体のバランスや姿勢を保ったり、ものを噛んで脳に刺激を与えたり・・など、我々の日常生活で必要不可欠なものです。

ぜひ、この歯を正しくケアしていただき、いつまでも健康は歯を保つようにしてください。

ここでは、歯の健康に役立つ知識をご紹介したいと思います。

 

歯がなくなるといろいろな弊害がある

歯はたった1本失うだけでも正しく働かなくなります。

たとえば、大臼歯という歯が1本なくなると、ものを噛む能力が4割程度低下するとも言われています。
そうなると、消化器に負担がかかってしまい栄養吸収率が悪くなるという悪循環が生まれるのです。

さらに、上の前歯がなくなるとさ行が、奥歯がなくなるとは行、ら行が発音しにくくなると言われており、言葉が不明瞭になる、顔の輪郭が変わって老けて見える・・などが起こります。

つまり、健康な歯でいることは健康な体を維持し、快適な生活をわれわれにもたらしてくれるのです。

今日からでも遅くないので、正しいケアを始めてみましょう。

歯を失った状態をそのまま放置してはいけない理由とは

虫歯と歯周病が歯を失う原因

自分の歯で一生食べ物をおいしく食べるためには、1本でも多く健康に維持することが重要です。
ですが、40歳頃をすぎますと、我々の歯は歯周病や虫歯によって少しずつ失われていくもの。
厚生労働省の調査によれば、平均ですが60歳の人で22本、70歳で17本にまで歯は減ってしまうようです。

では、年齢とともに歯を失うのは仕方ないのでしょうか。

実はそうではなく、歯周病や虫歯というのは立派な病気であり老化ではないのです。

つまり、毎日きちんとケアすることで防ぐことができるのです。

本来、歯は体の中でも大変大切なもので、自分のケア次第で一生大切に使っていけるものなのです。

 

歯垢は虫歯や歯周病の原因

歯と歯の間や表面、歯と歯肉との境目を見てみてください。
白いものがついているはず・・。
それが歯垢です。

この歯垢はお口の中で繁殖した細菌と水に溶けたねばっこい物質が歯についた汚れのことで、つまりは細菌のかたまりなのです。

たった0.1gの歯垢の中に100億個以上もの細菌がいるとか。

歯垢はねばっこい物質とともに歯についているため、水でゆすぐだけではきちんと取り除けません。

ちゃんと歯ブラシを使い丁寧に磨くことが大切です。

もし、歯垢がきちんと落ちていないままだと虫歯や歯周病の原因になります。

 

歯磨きではきちんと歯垢を落とそう

歯周病や虫歯を予防するためには、歯垢をきちんと落とすことが重要です。

ですので、最低でも1日に2回以上は丁寧に磨いていただき、歯垢をきちんと落としてくださいね。

椅子に座ってテレビを観ながら歯磨きすればさほど億劫でもないはず・・。

忙しくても最低1日に1回は丁寧に行ってくださいね。

寝ている間は特に唾液がほとんど分泌しないため、細菌がお口の中で分泌しやすくなっています。

なので、寝る前には時間をたっぷりとかけて丁寧に磨くことが大切です。

磨けるときにちゃんと磨いていればそれほど歯垢はたまりません。

歯磨きは歯を1本1本丁寧に

さて、歯磨きの時に大切なのはお口の中をまず鏡でよく見て、自分の歯並びや形をチェックすることでしょう。

お口の中には誰でも複雑な凹凸があり、奥歯の溝や歯間、歯と歯肉との境目などといった歯ブラシの届きにくい部分は、磨き残すことが多いため特に注意して丁寧に歯磨きを行いましょう。

 

歯ブラシはまめに交換を

歯ブラシはご自分の磨き方や口の中の状態にあったものを使いましょう。

毛のかたさが自分に磨きやすくて毛先が丸く、歯肉を傷つけないようなタイプがおすすめ。

ただ、いくら使いやすい歯ブラシであっても、毛先が開いてくると歯垢が落ちにくくなるはず。

なので、1か月に1回は取りかえたいものですね。

また、汚れた歯ブラシは細菌の繁殖には絶好の場所です。

使った後はすぐに洗っていただき、風通しのいいところでしっかりと乾燥させましょう。

歯磨き粉は目的別に選ぼう

歯磨き粉は歯ブラシと同様、歯磨きの効果を高めるものだと厚生労働省発行の手引きに書かれています。

歯を清潔に保つためには歯ブラシだけでも歯についた汚れの一部は除去できますが、頑固な汚れや毛先が届きにくいところのものはきれいに取り除くことができないもの。

ですが、それを歯磨き粉に含まれている有効成分によって効果的に除去でき、口臭を防いだりお口の中をキレイにするなどの効果を高められます。

さらに、歯周病を予防したり、虫歯を防いだり、たばこのヤニを取り除く・・などの薬効成分が入った医薬部外品の歯磨き粉も市販されているので、ご自分の目的に合ったものを選ぶといいでしょう。

 

年に1.2回はクリニック検診を

このように毎日きちんと歯磨きしていても、歯ブラシが届きにくい場所や、歯周病ポケットの歯石や歯垢などといった自分で取り切れない汚れはあるものです。

なので、かかりつけのクリニックでしっかり検診を受けることが重要になってきます。
少なくとも年に1.2回はクリニックで検診を受けることを習慣づけていただきたいです。
お口の中を定期的にチェックしてもらい歯石や着色などをきれいに落としてもらうことで、歯周病や虫歯の予防になるはずですよ。

たまった歯垢をそのまま放置しておきますと、唾液の中のリンやカルシウムと結合して石灰化してしまい、それがやがて歯石になります。そうなると歯周病などの病気の原因になっていくのです。

さらに、歯石の表面はざらついているため、その上にさらに歯垢がつきやすくなります。
歯石は歯垢とは違っており、歯を磨くだけで取ることはできません。
なので、歯石を予防するためには歯垢のうちに確実に落としておくことが重要なんですね。

もし、歯石がついてしまった場合には、少しでも早くクリニックに行きましょう。

日ごろから定期的に見てもらう習慣をつけておき、歯石をチェックしてもらうことをおすすめします

 

まとめ

いかがだったでしょうか?
歯の健康に役立つ知識をいろいろとご紹介してみました。

誰でも一生自分の歯で食べたいですよね?

ぜひ、これらのことをご参考にしていただき、いつまでもキレイな歯を維持できるように努めてくださいね!

 

 

筒井歯科では歯の健康を維持する予防歯科治療を行っています。

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