歯が抜けた時の治療法!
入れ歯からインプラントに変える事は可能?
歯が抜け落ちてしまった時、歯科クリニックで担当医から、治療方法についてさまざまな提案をされますね。
現在では、インプラント・ブリッジ・入れ歯など選択肢も広がっています。
数十年前までは、歯が抜け落ちてしまうと「とりあえず入れ歯」で対処していた人も多くいます。
ですが入れ歯に使われているパーツも寿命を7~8年で迎えてしまいます。
そこで、過去に歯が抜けた時に入れ歯で治療した人も、インプラントに変える事が出来るのかを紹介します。
入れ歯からインプラントに変える事は出来るの?
すでに部分入れ歯等で義歯を使っている場合、インプラント治療でかみ合わせ等をより良いものに改善することが可能です。
では、入れ歯からインプラントに変える場合の利点と欠点を見ていきましょう。
入れ歯からインプラントに変える利点は?
入れ歯からインプラントに変える利点の1つは、「より自然に噛みやすくなる」ということです。
入れ歯は歯がなくなってしまった部分を補助する形で義歯をつぎ足しますが、インプラントは顎骨に歯の土台を取り付けるので、しっかりと歯と体が繋がります。
そのため、食べ物等を噛む力で言うと、入れ歯よりもインプラントが優れています。
他にも、インプラントは埋め込みからメーカー保障が10年あるタイプも多く、きちんとしたメンテナンスを行えば、一生使える治療法です。
長期的な目で見ると、入れ歯をインプラントに変えるメリットは十分に得られます。
入れ歯からインプラントに変える時の欠点は?
入れ歯からインプラントに変えるときのデメリットに、「医療費負担の高さ」があります。
原則インプラント治療は、自由診療となります。一部保険が適応するインプラントもありますが、ほとんどは自由診療になります。
ですから、インプラントを1本埋め込むあたり数万円という出費になり、医療費の負担が大きくなります。
インプラントを顎骨に埋め込むためには、口腔外科の手術が必要となります。
健康状態に問題がないか、顎骨に異常がないかといった検査も必要になりますから、検査結果によってはインプラントを埋め込むことが出来ない事もあります。
インプラントに向いている場所は?
顎骨が十分にある場所は、インプラントを埋め込むことが可能です。
ですから、総入れ歯を全部インプラントに変える場合、最低でも上下両奥4本の部分にインプラントを埋め込めば、総入れ歯から変える事も出来ます。
部分入れ歯であれば、顎骨の状態によりインプラントを埋め込む事は可能です。
インプラントより入れ歯の方が良いケースってあるの?
1度インプラントを埋め込んでしまうと、周囲の歯が虫歯になったり抜けてしまうと、治療する時にやや難しくなってしまう事もあります。ですから、インプラントに変えたい位置によっては、入れ歯の方が後々のメンテナンスが楽という場所もあります。
さらに日常の口腔ケアが自分で行えない人や、健康状態が安定していない人は、インプラントよりも入れ歯の方が向いています。
特に介護が常に必要というケースでは、口腔ケアも大切になります。インプラントを埋め込みケアを怠ると歯周炎の原因になりますから、入れ歯の方が口腔ケアを行いやすいというメリットがあります。
インプラントと入れ歯、一体どっちを選べば良いの?!
インプラントと入れ歯には、それぞれメリットとデメリットがあります。
インプラントは噛む力を十分に発揮出来る事はもちろん、見た目も自然な歯と同様な仕上がりになります。
QOL(quality of life =生活の質)を保つために、インプラントを選ぶというのも選択肢の1つです。
インプラントはより自然な噛み心地を体感できますが、「かなり高額」という点でなかなか手を出し辛い点があり、歯科クリニックによっては治療費にデンタルローンを利用出来る所もあります。ですが、歯を全部インプラントで治療するとなると、50万円~100万円といった超高額になることもあり得ます。
入れ歯の場合、部分入れ歯や総入れ歯など、抜けた歯の数により治療方法も異なります。
インプラントとの大きな違いに、プラスチック素材での作成になりますが、健康保険が適応される治療方法もあります。
デメリットとしては入れ歯本体が細菌を繁殖しやすいので、入れ歯洗浄剤等を使ってこまめにケアをしないと、悪臭やネバツキといった不快な症状が現れます。
抜け落ちた歯を補う年齢や健康状態、予算に合わせて治療方法を選ぶと良いですね。
健康的な歯を残すための選択を!
現代の歯科医療は、日々進化しています。
歯が抜け落ちてしまってとても大きなショックを受けてしまうかもしれません。ですが、歯が抜け落ちてしまったから、すぐに入れ歯という選択は少しだけ考えて欲しいと思います。
筒井歯科では、入れ歯の他にも、インプラントやブリッジを使った治療方法についても的確に提案できます。
すでに入れ歯で治療済みの人も、入れ歯のパーツには寿命があります。
入れ歯のままメンテナンスを行うか、インプラントを埋め込み口内環境を整えるか、今後の生活も見据えて考えると良いでしょう。
毎日のケア方法に不安を感じたら、まずは健診を受けてみてください。
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