目次
はじめに
会話している時や笑った時に歯が汚れていると相手に悪いイメージを与えてしまうことがあります。
人によっては不健康な生活や、だらしない生活をしているのではと思う人も。
やはり、汚い歯よりきれいで白い歯の人の方がイメージは良いですよね。
歯がきれいでいるためにも、日ごろから歯を強くすることが大切です。
ここでは歯を強くすることでのメリットや、その方法などについてまとめてみました。
よく噛むことで得られるメリット
虫歯が予防できる
よく噛むことで唾液の分泌量が増え虫歯を再石灰化させる効果がアップします。
食事のたびに歯は脱灰と溶けた歯を元に戻そうとする再石灰化を繰り返しますが、再石灰化は唾液の中の成分によって起こるので、よく噛み唾液をより多く分泌させることで虫歯を予防できます。
ダイエット効果
よく噛むことはダイエットに効果があると言われています。
よく噛めば満腹中枢が刺激されて、適量でもお腹がいっぱいになるからです。
早食いの方はこの満腹中枢が刺激されるまでに食べ過ぎるため、太りやすいと言われています。
ガンを予防できる
よく噛めば唾液の中の酵素が大量に分泌されるため、食品中の発がん物質を抑制できます。
私たちが食べているものには発がん物質が含まれているものがありますが、それらが蓄積されることによってがんになることがあります。
唾液の中にあるある酵素によって発がん物質を体外に排出してくれるので、よく噛むことでがんが予防できるわけですね。
小顔になる
口の周りの筋肉はよく噛むことで引き締まります。
口の周りの筋肉は口輪筋や咬筋、表情筋などといったものがあり、これらを使うことで顔が引き締められるのです。
歯がなくなって噛めなくなるとこれらの筋肉がたるんでしまい、しわが増えると言われています。
消化器官の働きを助ける
よく噛むことで食べたものが口の中で細かくなり、消化器官の負担が軽減できます。
よく噛めば唾液からアミラーゼが出るため、消化器官は消化しやすくなると言われています。
特に胃腸が弱い方はよく噛んで食べるといいでしょう。
脳が活性化される
よく噛むことで記憶力が向上したり、認知症が予防できるとも言われています。
噛むことによって脳神経が刺激され、脳に流れる血液量が増加し脳が活性化するそうです。
よく噛む人とそうでない方とでは認知症になる確率が大きく変わるというから驚きですね。
歯を強くするエクササイズ
舌は舌の骨に支えられており、口を開けたり咀嚼などの口の動きに関係する筋肉を支えています。
さらに、舌の骨は首や顔の筋肉ともつながっているため、舌を動かすエクササイズによって口の周りの筋肉に刺激が伝わって筋肉がしまり、顔の輪郭がすっきりします。
この舌を動かすエクササイズを行う方法で最も簡単なのは舌運動と呼ばれるもので、とても簡単にできますのでご紹介します。
”口を閉じたまま舌で歯の表面をなぞる”これを左右20回ずつ行ってください。
また、このエクササイズによって表情筋も鍛えられるというメリットがあります。
さらに、このエクササイズ以外にも歯や歯ぐきの健康を維持する習慣によってもあごの輪郭をすっきりさせる効果があります。
”それは食いしばりを行わないということです。”
食いしばりを習慣化していると歯や歯ぐきに力がかかりすぎるため歯にひびが入り、虫歯になったり、歯を支えている骨が減少してしまい歯周病になったりします。
食いしばりによって噛むための筋肉が大きく太くなってしまうため、あごの骨が肥大化し輪郭がすっきりするとは真逆のエラの張った顔になると言われています。
歯を強くする食べ物とは
あごを鍛える食べもの
酸性の強い食べものは唾液の分泌を促進する効果があり歯にいいとされていますが、さらに歯にいいと言われているものがあごを鍛えられる食べものでしょう。
このあごを鍛える食べものの代表格がガムや硬い食べものです。
大人はあごが発達しているので硬いものでも噛んで食べられますが、あごが未発達の小さいお子さんの場合には硬いものだと逆にあごに負担がかかりすぎてしまいますので要注意です。
あごを鍛えることによって歯が成長し形もきれいになり、歯並びが整うと言われています。
歯科矯正もしやすくなりますので、あごが鍛えられる食べものを摂ることで歯を鍛えましょう。
唾液の分泌を促すもの
歯を強くする食べものと言うと、唾液の分泌を促進するものがあります。
唾液の分泌量が減ってしまうと口臭がひどくなることもあるので注意しましょう。
さらに、唾液が分泌することによって歯の表面に付着した汚れを除去する効果があると言われています。
たとえば、季節のもので言うとすももは酸味もあり、唾液の分泌を促進してくれるためおススメです。
カルシウムが含まれているもの
次におすすめしたいのがカルシウムが多く含まれている食べものです。
カルシウムには歯を強くしてくれる作用があり、日ごろからカルシウムが豊富に含まれている食べものを摂りましょう。
たとえば、チーズや魚介類、牛乳、サプリメントも効果的です。
できれば食品類から摂っていただきたいですが、摂りづらい方はサプリでも構わないでしょう。
さらに、カルシウムの吸収を補助してくれるビタミンDを一緒に摂ればより効果がアップすると言われています。
つまり、カルシウムを多く含む食べものを摂る時にもビタミンDを同時に摂ればさらに効果的が得られる・・ということですね。
ただ、いくらカルシウムが歯にいいとは言っても、そればかり食べるのはおススメしません。
食事の際に栄養のバランスをきちんと考えながら摂ることが重要です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
よく噛むことで人間の体には多くのメリットがあります。
自然界の動物は噛めなくなると死んでしまいますよね?
人間は歯で噛めなくなるとクォリティオブライフが低下すると言われています。
つまり、よく噛んで健康を保つことこそが人間らしい生活を送る上でとても大切なことなのです。
ぜひ、質のいい生活を送るためにお役に立ててみてくださいね!