目次
はじめに
みなさんは最近セルフホワイトニングサロンが急増しているのをご存じでしょうか?
セルフホワイトニングとは自分でホワイトニングを行うことですが、どうしてそんな面倒なことを行うのでしょう。
また、セルフホワイトニングに効果はあるのでしょうか?
ここではセルフホワイトニングの効果や、クリニックでのホワイトニングの違いなどをご紹介します。
セルフホワイトニングとは
そもそもセルフホワイトニングとはサロンへ行って自分で施術するホワイトニングのことです。
施術の際、スタッフは医療行為ができないため説明やサポートをするだけです。
ただ、セルフホワイトニング店でも歯科衛生士や歯科医師などがいる場合には施術を受けられるケースもあります。
セルフホワイトニングのメリットとは
料金が安く済む
セルフホワイトニングは人件費がかからないですし、設備投資もいらないのでクリニックでの施術に比べるとかなり料金が安いのがメリットです。
1回当たり5千円程度のところが多いです。
痛みがほとんどない
また、クリニックように濃度の高い薬剤を使うと痛みが起きることが多いです。
ですが、セルフホワイトニングでは効果は劣るものの、痛みがでにくいのがメリットです。
安全性の高いポリリン酸や重曹、メタリンなどの成分は人体に問題がないものなので、痛みを感じたりしみたりすることがほとんどありません。
歯科医院独特の雰囲気がない
クリニックは病院独特の殺風景な雰囲気なので苦手な人も多いです。
ですが、セルフホワイトニングはサロンなので医療機器などもなく、エステサロンのような雰囲気の中で施術できるのがメリットです。
自然な白さが得られる
光触媒の力を使って歯の黄ばみや汚れを落とすため、個人差があるものの2~3トーン程度は白くできると言われています。
また、漂白剤を使わないため真っ白になるのではなく、ナチュラルな白さにすることができます。
ただ、効果を1回で感じることができる方もいますが、最初のうちは1~2週間に1回程度、その後は月に1回程度・・などと続けて施術することで白さをキープできると言われています。
セルフホワイトニングのデメリットとは
完璧に白くすることは難しい
セルフホワイトニングの最大のデメリットはあまり白くならないことでしょう。
よく考えてもみて下さい。
一般的な美顔や痩身などのサロンも医学的に効果が実証されているものではありません。
気分的に満足できるなど、自己満足の面も多いものなのでそう考えると価値があるとも言えます。
面倒である
法律上決まりがあるとは言っても、せっかくサロンにまで行ったのに自分で施術を行うというのは面倒ですよね。
それなら、クリニックで処方された薬剤で自宅でホワイトニングした方がいい・・と思う方も多いです。
なお、メタリン酸やポリリン酸が含まれた歯磨き粉は実際にネットなどで買うことができます。
トラブル時の対処ができない
セルフホワイトニングで使われる薬剤や弱いため安全性の面では安心ですが、まれにトラブルが起きることもあります。
つまり、トラブルが起きても自分で施術するため自己責任だということを把握しておく必要があります。
クリニックのホワイトニングとの違い
セルフホワイトニングとクリニックのホワイトニングの最大の違いはその目的です。
クリニックではホワイトニング用の薬剤や医療機器などを使って歯を白くしていくため、元の歯の白さより白くできますが、セルフホワイトニングでは医療行為ができないため薬剤や医療機器を使うことが許可されていないので、効果は歯の汚れを取って元の歯の色に近づける程度・・となっています。
つまり、クリニックでのホワイトニングは歯を白くできるもので、セルフホワイトニングは歯の汚れを落とす程度のものだと理解しておきましょう。
もともと歯にさほど汚れが付いていない場合、セルフホワイトニングで施術をしてもあまり効果を感じないのは当然と言えば当然ですね。
セルフホワイトニングの効果
では、セルフホワイトニングの効果とはいったいどの程度のものなのでしょうか?
セルフホワイトニングとクリニックのホワイトニングの差をはっきりと感じるのは2回目以降だと言われています。
セルフホワイトニングは歯の表面を落とすものなので、1回目は白さを実感できることもありますが、それ以降は何度行っても白くならないのが分かります。
なので、最初からセルフホワイトニングで回数券を買ってしまうのは考えた方がよさそうです。
いっぽう、クリニックでは薬剤を使って行うホワイトニングなので行えば行うほどどんどん白くすることができ、理想の白さを手に入れられます。
歯を白くするためには歯磨き粉だけでは落とせない黄ばみの原因である内部の有機着色物を分解する必要があります。
では、クリニックのホワイトニングにどうしてそこまで効果があるのでしょうか?
その理由は専門的にはなりますが、過酸化尿素や過酸化水素などを使ってホワイトニングするからです。
これらの物質は空気と触れることで歯の内部にまでしみこんだ有機化合物を分解し、透明になって歯を白くする効果があります。
この有機化合物を分解できるのは過酸化尿素や過酸化水素などの過酸化薬剤なのですが、この薬剤は厚生省によって医療機関でのみ使用が許可されています。
まとめ
セルフホワイトニングの効果についてご紹介してみましたが、理解していただけたでしょうか?
セルフホワイトニングとクリニックのホワイトニングを同じものと思っている方が多いようで、サロンに行って初めて違うことを知って後悔することもあるようです。
セルフホワイトニングは費用面でも安く済み、痛みもほとんどないというメリットがあるものの、効果があまりないというデメリットがあるため、前もってしっかりと調べて理解した上でサロンに行く必要がありそうですね。
また、まずクリニックでホワイトニングを行って、その白さを維持するためにセルフホワイトニングを行う・・という方法もあります。
それぞれご自分に最適なホワイトニング法を見つけていただき、理想の歯の白さを手に入れてくださいね!
みなさんが白い歯を手に入れて思い切り笑えることを願っています!