食後すぐはNG!?ベストな歯磨きの方法について | インプラントのホントのお話

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食後すぐはNG!?ベストな歯磨きの方法について

はじめに

毎日きちんと歯磨きをしているのに虫歯になってしまう・・という人は多いのではないでしょうか?

歯磨きの方法は知らない間に身についてしまっていて、間違っているのか正しいのか分からないまま磨いているものです。
でも、間違った方法で磨き続けているとすぐにまた虫歯になってしまうので注意したいところ。

虫歯や歯周病予防には正しい磨き方が必要不可欠です。
ここでは、歯磨きの効果、正しい磨き方やタイミングなどを紹介するので参考にしてみてください。

歯磨きの効果とは

歯肉炎を治せる

歯肉炎とは歯と歯ぐきの境目に付着したプラークが原因となり歯肉が赤く腫れてしまう状態です。
歯磨きの際に血が出る場合、歯肉炎である可能性が高いです。

お子さんから大人まで発症しこの原因となるのはプラークと分かっていますので、正しい歯磨き法で取り除くことにより炎症は改善します。
放っておくと歯肉の炎症だけでなく歯周病へと進んでいくと言われています。

歯磨きは歯周病治療の一つ

歯周病は細菌感染により歯を支えている組織が破壊される病気だと言われています。
なので、歯周病治療は口の中の環境を改善することから始まるのです。

歯磨きによりどの程度細菌を減らせるかが歯周病治療のカギになります。
自宅で唯一できる治療法が歯磨きなので、ぜひ丁寧に歯磨きをしていただきたいです。

インフルエンザ予防にも

最近では歯磨きがインフルエンザ予防効果があるということが分かってきました。

発症率が10分の1にもなるという報告があるほどです。

口腔内の最近はインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素を出すため、口腔内を不潔にしているとインフルエンザに感染しやすくなってしまうからです。

ただ、寝ている間や舌磨きの際に繁殖した細菌を飲み込まないよう朝ごはんの前に歯磨きすることをおすすめします。

歯ブラシの選び方と保管方法のポイント

歯ブラシの選び方

歯ブラシの選び方は大まかに分けて3つあり、毛の硬さ持ち手部分の形と、毛の長さがあります。

歯ブラシの硬さについてですが、おすすめしたいのがふつうの硬さで、歯ぐきがよく出血する方は傷つけにくいやわらかめを。

次に持ち手の形ですが、カーブしていると奥の方が磨きやすいのでおすすめです。
持ち手の形にカーブがある方が手になじみやすいと言われています。
なお、ネックの部分は力がちゃんと伝わるよう細くないものを選ぶのがポイント。

歯ブラシの毛の形と長さについては毛先がギザギザとしているものより、均一になっているものの方が力が均一になるためちゃんと磨けるようですね。
植毛形態については縦3列になっていて、長さは親指の幅程度のものがいいでしょう。

実際のところ、歯ブラシ選びは正しい磨き方と同じ位大切なものと言われています。

歯ブラシの交換頻度1か月に1回程度がよく、最低でも3か月に1回程度は交換しましょう。

歯ブラシの保管方法

歯ブラシは水洗い乾燥が大切なポイントです。
塗れたままにしておくと歯ブラシに歯周病菌が増殖してしまうため要注意です。

虫歯ができない歯磨き法

歯磨きは2.3回がおススメ

虫歯菌は糖やたんぱく質を分解し歯を溶かす原因となる酸を作ると言われています。
なので、食後に磨くことにより虫歯菌が増殖する前にこすり落とすことができます。

さらに、虫歯菌のほとんどは唾液の量が減る寝ている間に作られるので、寝る前はしっかりと歯磨きをしましょう。

歯磨きのタイミング

虫歯菌が出した酸が唾液によって中和するため、虫歯菌の酸により歯は溶かされて虫歯になっていきます。

食後早めに歯磨きをして、歯垢とその中の細菌を取り除いて、歯が溶けるのを防ぐことが重要です。(日本小児歯科学会)

スクラビング法で磨く

歯ブラシを歯に直角に当てるスクラビング法という方法で磨くと効果的です。
虫歯を予防するにはこの方法が最も効果的な磨き方と言われています。

さらに、一番奥の歯やデコボコしているところ、歯ぐきが下がっているところなどは歯ブラシを縦にして磨いたり、斜めにしたりするとさらに効果があります。

歯磨きが苦手、時間がない、着色しやすい方は電動歯ブラシを

電動歯ブラシにはさまざまな種類があり、そのほとんどが自分で動かす必要はありませんので楽にプラークを除去できます。
ですが、長時間当てたままだったり、間違った使い方をしていると歯肉が傷ついたり、歯が削れてしまうため注意が必要です。

歯間ブラシを使う

歯と歯の汚れを取るには歯間ブラシを使うと効果があります。
これは歯ぐきが下がっている方や、歯間が大きくなっている方、ブリッジ治療を行った方などにおすすめしたいアイテムです。

デンタルフロスを使う

虫歯の9割は歯と歯の間にできると言われています。

さらに、歯と歯の間は歯ブラシでは磨くことができないためデンタルフロスを使って虫歯の原因となるプラークを落とすことが大切です。
ですので、毎回の歯磨きにはデンタルフロスを使うようにしましょう。

歯磨きは丁寧に行う

虫歯の原因になるプラークを落とすには歯ブラシを使ってこすり落とす必要があります。

このプラークは歯にべっとりと粘りついているため、歯面に歯ブラシがしっかりと当たって10回程度は磨かないと落とすことはできません。
デンタルフロス等を使用し、すべてのプラークを落とすには歯磨きを15分程度はかける必要がありそうです。

ただ毎食後が難しい場合は就寝前にしっかり磨くようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

お口の中の食べかすがプラークに変わるまでには24時間程度かかると言われていますので、1日1回しっかりと正しく磨くことができれば虫歯になることはないでしょう。

間違った磨き方をしたままでは意味がないので、丁寧に正しく磨いていただき健康的な生活を送ってくださいね。

筒井歯科では一般治療以外に予防歯科も行っています。

毎日のケアに不安を感じた方は、まずは相談してみると良いでしょう。

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