目次
はじめに
歯を失ってしまう最大の原因は歯周病と虫歯だと言われています。
歯周病や虫歯でお悩みの方は多いですが、昔は歯磨きの習慣がなかったため今よりずっと多かったはず。ですが、現代は昔とは違って歯科医療も進歩したため、歯周病や虫歯になったとしても抜歯せずに治療できるようになりました。
80歳時点で歯を10本以上残せる方も増えてきていると言われています。他にも歯磨きの方法や歯周病や虫歯予防についての理解が深まっていることも考えられます。
ここでは歯をいつまでも健康に保つために最も大切な自宅でできるオーラルケアについてご紹介しますので、ぜひ実践してみて下さいね!
オーラルケアの重要性
お口の中には数十億個もの細菌が棲んでいると言われており、ちゃんと歯磨きする方でも常に多くの細菌がいて、ほとんど歯を磨かない方のお口の中には1兆個もの細菌がいるというから驚きです。
お口の中の細菌が増えると歯周病になると言われており、この歯周病が進むと歯が抜けたりするなど大変恐ろしい病気です。
また、心臓病や脳梗塞、認知症や糖尿病などの恐ろしい疾患の原因になることもあります。つまり、お口の中の環境が悪いと全身の健康に悪影響が及ぶというわけですね。
それを解消するにはオーラルケアが重要で、将来のご自分のお口の中の健康を維持するためにもオーラルケアを徹底的に行いましょう。
自宅でのオーラルケア
では実際に正しい歯磨き法とはどういったものなのでしょうか。
歯磨きの目的はプラークを取り除くことで、これを考慮すると意外と磨いているつもりでいても磨けていないことがほとんどです。
ぜひ、日ごろのブラッシングがきちんとされているかどうかチェックしましょう。
歯ブラシはまっすぐ当てる
基本的に歯に歯ブラシを当てる際には垂直に当てましょう。たとえば、歯の側面をブラッシングする際には横向きにしていただき、歯に対して垂直になるよう当てましょう。
斜めにならないように注意するようにしましょう。
小刻みにブラッシング
歯ブラシを歯に当て可能な限り小刻みに5ミリ程度の幅で動かすようにしましょう。この時、大きく動かしてしまうと細かいすき間などに溜まったプラークを取り除くことはできません。
毛先は歯と歯のすき間にしっかり届くように動かしていきましょう。
歯と歯の境い目からプラークをかき出す
歯と歯の間はもちろんですが、歯周ポケットと言われる歯と歯ぐきの間の溝に歯ブラシを斜めに当てていただき、毛先が中へ入るようにしプラークを取り除いていきます。
歯と歯の間は縦にブラッシング
次に、歯と歯の間は歯ブラシを縦に当てブラッシングするとすき間に毛先が届きやすくなるためおススメです。
歯の冠の溝もていねいにブラッシング
よく磨き残しが起きるのは歯と歯の間と歯周ポケットだそうです。
たとえば歯の冠の部分や虫歯になってしまった歯の溝部分でしょう。これらも大きくブラッシングせずていねいに小刻みに磨くことによってプラークをきれいに取り除くことが可能です。
力を入れすぎない
歯に歯ブラシを当てる際に力を入れすぎるのはやめましょう。軽く力を入れた方がよりブラッシングしやすいです。
目安としては150グラム程度でしょうか。自宅にあるはかりを使ってどのくらいの力をかけているかご自分が歯を磨く時に押し当てる力を測ってみるといいでしょう。
オーラルケアグッズ選びを慎重に
最近自宅で気軽に使えるオーラルケアグッズが売られるようになりました。
オーラルケアの基本はプラークをきれいにするための正しいブラッシングです。電動歯ブラシや超音波歯ブラシなどは歯磨きを楽にしてくれたり、時間を短縮できたりと手磨き以上のメリットあります。
さらに、歯磨きだけでは落としきれない歯と歯のすき間や、歯周ポケットなどは歯間ブラシやデンタルフロスを使うのがおススメ。
デンタルフロスはナイロン製の糸でできており、ワックスがあるものとないもの、指に巻いて使うものや持ち手のついたものなどさまざまです。
また、歯間ブラシは歯と歯のすき間の汚れを効果的に落としてくれる優れものです。舌には舌苔と言われる細菌の塊が付きますが、これは舌磨き専用の舌ブラシを使って落とすことで口臭予防につながります。朝や夜だけでも構いませんので使うことで効果を得られます。
また、ていねいに歯磨きした後はデンタルリンスなどを使って口をゆすげはお口の中がきれいになり、歯周病や虫歯を予防することができるでしょう。
ご自分の歯の質を強化したり、歯を白くしたり、歯ぐきの腫れを抑えるなど、目的に合った歯磨き粉を選ぶようにしましょう。ただ、あまりに研磨力の強いものは歯を傷つける原因になるためしっかりとチェックして購入しましょう。
クリニックでのオーラルケア
徹底的にご自分でのオーラルケアを行っていても、完全に汚れを取り除くことは難しいです。プラークが歯石に変わってしまったら、もはやご自分で取り除くことは不可能です。
そこで、クリニックで定期的に検診を受けていただき専用の機器を使ってPMTCという施術を受けていただくことで、オーラルケアの効率がアップします。
歯周病や虫歯になってしまったり、口臭が起きている方はクリニックで定期的にケアを受ければ解消するはずですよ。クリニックで行われているクリーニングは専用の器具を使ってプラークや歯石を取り除いたり、歯の着色汚れを取り除くことが可能です。
専用の機器を使って歯の表面をきれいにすることもできますし、クリニックによっては歯科衛生士や歯科医師に自宅でのオールケアの指導が受けられます。
まとめ
自宅でできるオーラルケアの方法についてご紹介してみました。オーラルケアはご自分の歯を一生健康に保つために必要不可欠なものです。
上でご紹介したオーラルケアグッズもうまく取り入れられれば、今よりオーラルケアの効果がアップするはずです。
歯周病や虫歯になってから後悔してしまうことがないよう、ここでご紹介した方法を実践していただき、オーラルケアを行うようにしてくださいね!
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