赤ちゃんの歯は虫歯にならないって本当?成長とともに虫歯になってしまう理由とは | インプラントのホントのお話

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赤ちゃんの歯は虫歯にならないって本当?成長とともに虫歯になってしまう理由とは

 

生まれたばかりの赤ちゃんには歯がありません。

そして虫歯の原因菌と言われているミュータンス菌は歯に付着すると言われているので、歯が生えるまでは原因菌が住みつく事はありません。

歯が生えてきてどの様な状態だと虫歯になってしまうのでしょうか。

 

1、虫歯になってしまう環境

虫歯になってしまう原因のミュータンス菌は、母乳や離乳食に含まれているプラーク(歯垢)の中の糖質が好物なので、歯磨きや汚れの除去が不十分になってしまうと活発にミュータンス菌が働いて虫歯になる原因の酸を作りだしてしまいます。

この酸が歯を溶かして虫歯になってしまうので、毎日の汚れの除去が大切になってきます。

また、母乳が長い期間続く事で虫歯になりやすい環境になってしまう事があります。

母乳自体で虫歯になってしまうという事はありません。

虫歯になってしまいやすい環境は夜の授乳で寝ながら飲む事にあります

寝てしまった場合には歯磨きをする事が難しく、口腔内の環境も唾液が少なくなってしまいます。

唾液にはある程度細菌を流してくれる自浄作用がありますが、夜寝ている時は唾液が少なくなるので、その事によって虫歯のリスクが増えてきてしまいます。

母乳を飲みながら寝てしまう赤ちゃんは特に前歯の虫歯のリスクが高くなる傾向があります。

 

2、ミュータンス菌は親などから感染する

虫歯予防には歯ブラシで汚れを除去してあげる事ももちろん大切ですが、赤ちゃんの虫歯予防で注意してあげたいのが親からのミュータンス菌の感染です。

大人ではミュータンス菌は9割程度の人が持っていると言われているので誰でも持っていると考えても良いくらいの割合です。

このミュータンス菌は何気ない行動で移ってしまう事があります。

食べ物を食べさせる際に親とスプーンを共有してしまう事や硬い物を自分の歯で噛んでからあげるなどが原因になってしまいます。

同じスプーンや噛んだものを与えてしまうと唾液から感染してしまいます。

唾液を介して感染してしまうので、同じコップで飲み物を飲んだりする事も避けた方が良いです。

また、虫歯になってしまうリスクは生活習慣によっても高くなってしまいます。

親が甘い物を時間を空けずにだらだら食べてしまったり、砂糖の多いジュースを好んで飲んでいたりすると虫歯のリスクが上がってしまいます。

赤ちゃん以外の家族も虫歯が多いと生活習慣が似ているのでリスクが上がってしまいます。

生活習慣を見直す事で赤ちゃんだけでは無く、家族の虫歯リスクも軽減する事が出来ます。

 

3、赤ちゃんの虫歯予防 

赤ちゃんの頃からの生活習慣でしっかりと歯ブラシをしてあげる習慣を身につけてあげる事が大切です。

毎日決まった時に歯磨きをする習慣作りをしてあげる事はこれからの口腔内の環境に大きく左右してきます。

また月齢に合わせて歯ブラシが難しい場合では、ガーゼを指に巻き付けて汚れをぬぐってあげるなど工夫して汚れを除去してあげる事もあります。

また、月齢が小さいうちはうがいをする事が難しいので泡が出る歯磨き粉を使用する事は難しいのですが、フッ素ジェルは使用する事が出来ます。

フッ素は歯を強くする働きや、虫歯菌の働きを抑制する働き、再石灰化を促進するので小さな初期の虫歯の段階であれば修復する効果もあると言われています。

フッ素には濃度があり、自宅で毎日使用する事が出来る物は1000ppm程度、歯科医で塗布する事が出来るものは9000ppm程度のものが多いです。

歯科医で塗布する事が出来るものは濃度が高いので、3か月程度期間をあける事が必要なものになっています。

フッ素は歯が生えてくると塗布してあげると効果的と言われています。

 

生活習慣を整える事や定期的に歯科医院を受診してフッ素を塗布したりする事を習慣化してあげる事は虫歯予防にとって大切です。

日本では虫歯になってしまってから歯医者に通う人が多いですが、欧米では定期的な健診を受けに歯医者にかかる人が多いです。

虫歯を治療しに行くところから予防をしに行く所という考え方が広がって来ています。

赤ちゃんをはじめ、人の口の中は一人一人違っていますし、生活習慣も違います。

定期検診で自分の歯並びでは何処に汚れが付きやすいか、どこが苦手な部分かをしっかり把握しておく事は大切です。

また小さい頃から習慣化してあげる事によって、綺麗な口腔内の環境を保つ事も出来ます。

 

赤ちゃんや月齢が小さい頃は虫歯になってしまうと治療も難しく、歯医者に対してのイメージも悪くなってしまいます。

毎日の歯ブラシや定期的な健診によってキレイなお口の環境を保ってあげると子供の歯医者へ通うストレスを軽減してあげる事にもつながります。

また幼い頃に身につけた習慣は大人になってからも長く続く事が多いので、小さな頃からの生活を整えてあげる事はとても大切です。

虫歯は1つの要因ではなりません。

いくつかの原因を対処してあげる事がとても大切です。

 

虫歯の検診は筒井歯科で

インプラントやホワイトニングを行っている筒井歯科では、虫歯の治療も行っています。

歯医者への恐怖をなくすために、分かりやすい説明と、最新の機器を駆使した安心の施術を心がけています。