大人になってからでも遅くない!矯正治療を行うメリットについて | インプラントのホントのお話

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大人になってからでも遅くない!矯正治療を行うメリットについて

歯列矯正は子どもが行うものだと思っている方がいますが、大人になってから行う人もたくさんいます。大人になってからはじめる矯正には、子どもの矯正とはまた違ったメリットがあります。子どもの矯正と比較しつつ、大人の矯正のメリットについて考えてみたいと思います。

美しく整った歯並びがもたらすメリットについて

矯正治療とはどんなもの?

歯列矯正とは、歯並びと噛み合わせを正しく整えていくことをいいます。矯正というと見た目めの美しさを整えるだけのように思っている方もいますが、本当の歯列矯正は、ただ歯をきれいに揃えるだけでなく、同時にかみ合わせも正しく整えるものです。

 

矯正にはブラケットという装置を一つ一つの歯の真ん中につけ、歯全体にワイヤーをわたして締めます。

2週間〜3週間に一度定期的に受診し、ワイヤーを締め直して調節することで、少しずつ歯を正しい位置に動かしていきます。

 

ブラケットを歯の表側につける表側矯正と、歯の裏側につける裏側矯正があります。

矯正の期間は長いので、見た目を気にされる方は裏側矯正を希望する方が多いですが、食べたり話したりするときに舌に当たりやすいなどデメリットもあります。最近のブラケットは金属製ではなく透明のプラスチック製のものが多いので、見た目はさほど心配しなくても大丈夫です。

 

子どものうちに行う矯正のメリット

子どもの矯正の目的は、あごと歯の健康な生育を手助けすることです。成長期に歯並びが悪いままであごを使い続けていくと、あごや歯の正常な発育に悪影響を及ぼします。そこで、あごの成長と永久歯への生え変わりに合わせて矯正を行い、正常な発育を促します。

 

子どものうちに行う矯正のメリットは、次のような点にあります。

  • 成長期や生え変わりに合わせるので、歯を動かすときの痛みが少ない
  • 上の歯だけ、下の歯だけなど部分矯正がしやすい
  • 永久歯への生え変わりがスムーズになる
  • 大人の矯正と比べ、治療期間が短めである

 

一方、子どもの矯正にはこんなデメリットもあります。

  • 永久歯が生え揃ってから、または、大人になってから再び矯正が必要になることもある
  • 子どもなので治療期間中の管理ができず、虫歯になりやすい

 

最近では、学校の歯科検診で歯並びの悪さを指摘され、小学校くらいから矯正を行う子どもが増えてきました。

永久歯の生え変わりに合わせて行うので、きれいな永久歯の歯並びにすることができますが、子どもなので矯正期間中のセルフケアがうまくいかないこともあります。

 

大人になってからの矯正治療のメリット

歯列矯正は永久歯が生え揃った大人になってから始めても、決して遅くはありません。

確かに、永久歯へ生え変わる時期のほうが歯もあごも動くので矯正しやすいですが、大人の永久歯も矯正装置を使えば動かすことができます。

 

むしろ、すでに歯とあごの成長がストップしている大人のほうが治療の予測が立つので、的確な矯正計画を立てやすいともいえます。また、子どもと違い自分で矯正すると決めて治療にのぞんでいるので、矯正期間中の自己管理もしっかりできます。

 

大人になってからの矯正の目的は、主に歯の審美性を高めることにあります。

「歯並びの悪さが気になって、思い切り笑うことができない」

「歯並びがコンプレックスとなり、気持ちが暗くなってしまう」

こんな悩みがある方は、ぜひ矯正を考えてみましょう。

 

さらに、歯列矯正はかみ合わせも直すので、見た目の美しさだけでなく、健康上のさまざまなメリットがあります。

・歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病になりにくくなる
・かみ合わせがよくなるので咀嚼力が高まり、食事の消化吸収がよくなる
・あごが正しい位置におさまることで、体の歪みが改善され姿勢がよくなる
・頭痛や肩こりなどの不定愁訴が改善することがある

 

歯並びを直すということはかみ合わせを直すということになり、かみ合わせを直すということは体全体を健康にすることにつながります。歯並びは単に見た目の問題だけでなく、健康に影響を与える大事な問題なのです。見た目だけでなく心も体も健康にする、それが歯列矯正です。

 

大人の矯正治療で注意したいこと

大人の矯正にはメリットがたくさんありますが、いくつか気をつけておきたいこともあります。

 

・すでにできあがっている歯並びを強制的に動かすので、装置を装着した当初は痛みが出やすい
・歯への負担が少ないよう、ゆっくり歯を動かすので2〜3年かかる
・長期間装置をつけるので、接客業など仕事によっては見た目が気になる場合もある
・上下の歯に同時に矯正を行うのが一般的で、治療期間が長いので費用が高めになる
・あごの形や持病などによっては矯正できないこともある
・長い間のかみ合わせを直すことになるので、顎関節によくない影響を与えてしまうことがある

 

はじめての矯正は誰でも不安があるものです。まずは、信頼できる専門医に相談をしてみましょう。

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まとめ

永久歯が生え揃った大人になってからでも、歯列矯正は始められます。「もう歯並びは直せない」と諦めることはありません。歯並びを矯正することでコンプレックスだった自分の笑顔に自信が持てるようになったら、本当に素晴らしいことではないでしょうか。ぜひ、歯列矯正で素敵な笑顔を作ってください。

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