ホワイトニングでも白くできない歯とは？

1 はじめに
2 ホワイニングとは
3 ホワイトニングで白くできない歯
4 まとめ
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はじめに

歯を白く美しくしたいと思ってホワイトニングを行ったものの、費用の割に白くできなかった・・という声を聞いたりします。

一言でホワイトニングと言ってもさまざまなものがあり、歯の状態も人それぞれなので効果も同じとは言いきれません。

つまり、それぞれの方に合ったホワイトニング法があるということですね。

ただ、ホワイトニングを行っても白くできない歯というものがあり、ここではホワイトニングで白くできない歯とはどういったものなのかご紹介してみましょう。

ホワイニングとは

ホームホワイトニング

クリニックで自分専用の歯型を取ってマウスピースを作り、そこに薬剤を入れて歯に装着する方法です。

ホームホワイトニングの効果はオフィスホワイトニングより即効性が低いと言われていますが、長期的な視点で見ると歯を白くでき料金も安く済むので早く歯を白くしたい方以外はこちらのホワイトニング方がおススメでしょう。

費用についてはクリニックでマウスピースを作成するのに2～4万円程度かかります。

また、マウスピースに入れる薬剤も2週間分で５千円程度の料金がかかります。ただ、ホワイトニングは保険が効かない自由診療のためクリニックによって料金に差があります。

ホームホワイトニングの方法は毎日マウスピースを一定時間装着しますので、家にいる時間が短かったり、マウスピースを付けるのが苦手な方は不向きだと言えるでしょう。そういった方はホワイトニングの種類はこのホームホワイトニングだけではないので、他のホワイトニングを試してみるといいでしょう。

オフィスホワイトニング

いっぽうで、オフィスホワイトニングはクリニックで漂白剤を塗布し、光を照射して行う施術です。

光を当てる理由は歯を白くする効果をアップさせるためです。

料金の相場としては1回当たり3～5万円程度のところが多いです。

ホワイトニングの中で最も即効性があり、確実に白くできるのはオフィスホワイトニングだと言われているため、イベントなどが近々あってすぐに歯を白くしたい方におススメの方法です。

ただ、料金が高額になるため前もってクリニックで確認しておくようにしましょう。

デュアルホワイトニング

このホワイトニング法はクリニックで行うオフィスホワイトニングと自宅で行うホームホワイトニングを両方を行うものです。

効果としては究極のホワイトニングと言われているように、どちらか一方では行えないほどのレベルで白さを実感できます

ホワイトニング効果の違い

オフィスホワイトニングは歯科医師が行うので、ホームホワイトニングより高い濃度の薬剤を使うことができます。

その濃度の差は5～6倍もあると言われているため、オフィスホワイトニングはホームホワイトニングと比べてかなり効果が高いと言えるでしょう。

ホワイトニングで白くできない歯

過酸化水素を使ったホワイトニングでも白くならない歯が存在します。

ここでは白くならない歯とはどういった歯なのか具体的にご紹介しましょう。

着色が強い

着色性の高い飲食物ばかり多く摂り続けていると、当然歯の着色は濃くなります。さらに、加齢と共に黄ばみは強くなるのが自然なので、こういった場合は1回のホワイトニングで白くすることは難しいです。
回数を重ねると白くなることもあります。
エナメル質が不十分

歯は象牙質を覆うような形でエナメル質が存在します。つまり、目で見えるところはエナメル質で、これは日ごろの食事や加齢、喫煙などによって当然汚れていきます。

ホワイトニングは薬剤を使って化学反応を起こしこのエナメル質の汚れを分解し白くするものですただ、このエナメル質自体が日ごろの食事や歯磨きのしすぎなどで摩耗してすり減っていくそうです。そうすると、エナメル質の量が少なくなり象牙質の色が反映され黄ばんで見えます。

象牙質はもともと黄色い色をしていることが多く、加齢によっても黄ばみます。ホワイトニングの薬剤が作用する部分はエナメル質ですので、エナメル質が不十分だと効果が得られにくいのです。
神経がない

歯の内部には神経があり、虫歯治療などでこれを取り除いてしまっている、または何らかの理由で死んでしまっている場合にはホワイトニングで白くすることは不可能です。

このような歯を白くする場合にはセラミックなどを貼りつける施術がおすすめです。
歯にたてじま模様がある

歯に褐色や白色の横しま模様がある方は全体が白くなるまでホワイトニングの回数がかかることが多いです。また、ホワイトニング後はたてしま模様が目立つため、それが嫌でホワイトニングを止めてしまう方が多いようですね。
詰めものや被せもの

ホワイトニングで白くできるのは天然の歯だけです。
詰めものや被せものは着色しやすいので、ホワイトニングで天然の歯だけが白くなってしまうとそこだけ目立つので注意しましょう。
抗生物質で灰色になった歯

以前、風邪薬のシロップなどにテトラサイクリン系の抗生物質が使われていました。
これを歯の形成期に服用していた方は象牙質が灰色がかった着色があることがあり、ホワイトニングで白くできないと言われています。

さらに、エナメル質が形成不全だとホワイトスポットの原因になります。現在、テトラサイクリン系の薬剤は使用が控えられているようですが、成人の方でこの着色に悩んでいるかたは意外と多いようですね。