目次
はじめに
みなさんは虫歯や歯周病、けがなどで、もし歯をなくしてしまったらどういった治療を受けたいですか？
最近、歯がなくなった時の治療法としてインプラント治療が広く行われるようになってきましたが、治療費がいくらくらいかかるのかなど詳しいことまではあまり知られていません。
インプラント治療にはいくらくらいかかるのか、医療費控除は使えるのか・・など、ここでは詳しくご紹介してみたいと思います。
費用面が心配でインプラント治療に踏み出せない方はぜひこれを機会に前向きに考えてみてはいかがでしょうか？
インプラント治療とは
そもそもインプラント治療とは歯をなくしてしまった方が新しく歯を入れてしっかり噛めるようにする治療法の一つです。
人体と親和性の高い人工歯根をあごの骨に埋め込み、骨とねじがしっかり結合したら被せものを作って装着します。
手術の痛みについて不安に思う方も多いですが、ほとんどの患者さんが痛みを感じないと言っているそうです。
むしろ抜歯の方が痛いという方が多いため、痛みについてはさほど心配しなくてよさそうですね。
入れ歯とはどう違うの？と思われるかもしれませんが、入れ歯で元通りの噛む力を回復させるのは不可能だと言われています。
さらに、10年後の残存率についても、インプラントは入れ歯やブリッジと比べて非常に優れた結果が得られるということが論文などで発表されています。
インプラント治療のメリット
- 天然の歯を削らずに済む
歯をなくしたところをブリッジで治療すると、周りの天然の歯を削らねばなりません。
歯は一度削るとどんどん弱くなっていき、さらに削り続ける必要があります。
ですが、インプラント治療なら他の天然の歯を削る必要がないため、きれいな状態のまま残すことができます。 - 周りの歯の負担が少ない
歯をなくしたところにブリッジや入れ歯をすると、他の歯に非常に負担がかかるため寿命が短くなると言われています。ですが、インプラント治療なら周りの歯への負担が少なくて済み、割れたり揺れたりするのを防止できます。 - 治療がシンプル
入れ歯やブリッジ治療だと、土台の歯がダメになったら全部治療し治す必要があります。
たとえば3つの歯が繋がったブリッジの場合、全ての被せ物を外し治療し治す必要が出てきます。
ですが、インプラント治療の場合はそれぞれが独立しているため、虫歯になったところだけ治療すれば済むメリットがあります。
インプラント治療の費用
ご存じかもしれませんが、インプラント治療は一般的に保険が適用されません。
つまり、保険外診療となりそれぞれのクリニックによって費用が違ってきます。
現在、インプラント治療の費用については自由に決められることになっています。
一般的に1本当たり30万円～のところが多いです。
ただ、人工の骨で補強したりする場合には費用が追加されますし、本数が増えれば増えるほど費用がかかります。
また、インプラント治療を行うところの骨の状態によって変わってくるため、治療を受けるクリニックでお口の中を診断してもらった上でしっかりと相談するようにしましょう。
費用が高額な理由
それではなぜインプラントの費用が30万円～なのかご説明しましょう。
歯を削ってブリッジ治療を行った場合、両隣の歯を削るため3本分の歯を治療する費用がかかります。
自由診療で治療する歯の被せものは1本当たり10万円というのがインプラント治療が始まった頃の相場だったようですね。
インプラントは3本分の被せものと同等かそれ以上の機能性が見込めるため、インプラント治療にかかる費用は10万円が3本分で30万円・・となったようです。
また、インプラントは医学的な知識や最新の医療機器など、初期費用がかかることも関係しています。
さらに、インプラント治療は生涯にわたって患者さんをフォローしていく必要がある治療ですので、その分を鑑みて相場が30万円以上となっているわけですね。
インプラントの費用対効果
さて、インプラントは適切にアフターケアを行うことによって天然の歯のように生涯使うことができるので、高い安いなどと一概に言うことができません。
一時に出費はするものの、それだけにとらわれずメリットに目を向けるようにしましょう。
最も大切なのはインプラント治療を行うことで、どの程度のメリットが得られるか・・ということです。
また、治療を受けたいと思ったら、歯科医師の技術力や信頼性、保証制度など全てにおいて安心できるクリニックを選びましょう。
クリニックによってはカードやローンが使えるところもあるようです。
まずはクリニックでカウンセリングを受けていただき、今のお口の状態を診てもらうことが大切ですね。
医療費控除とは
インプラント治療は高額な治療法ですが、医療費控除が利用できると言われています。
では、そもそも医療費控除とはどういったものなのでしょうか？
医療費控除とは年間に支払った治療費や薬代など全ての医療費がある一定額をオーバーした場合、一部が還付されるという制度のことです。
年間の医療費が10万円以上の場合、医療費の一部が戻ってきます。
医療機関で支払った治療代の他に通院にかかった交通費や薬代なども含まれるので、領収書は必ず取っておくようにしましょう。
インプラントは医療費控除の対象
インプラント治療は保険が適用されない高額医療です。
ですが、インプラント治療は医療費控除の対象になる治療です。
その理由は一般的に治療と認められる場合には対象になるからですね。
医療費控除を利用すれば支払った医療費の一部が戻ってくるためお得ですよね？
まとめ
いかがでしたでしょうか？
インプラント治療を受ける際に最も大切なのは信頼できるクリニックかどうかです。
健康な歯はできる限り残しインプラント治療を行ってくれるかどうか、治療後のメンテナンスはきちんとしてくれるのか・・など、費用面も大切ですが、インプラント治療は人工物を体内に入れる治療なので、インプラントだけでなくお口の中をトータルで診てくれるようなクリニックかどうかを判断して選びましょう。
ここでご紹介したことがインプラント治療を行う際にお役に立てればと思います！
インプラント治療についてもっと詳しく知りたい方は
筒井歯科へご相談ください！
