一生自分の歯でいよう！健康な歯を保つために必要な予防ケアについて

「健康な歯で長生きを。」

このようなキャッチコピーをよく目にしますね。

健康な歯を保つためには、毎日のセルフケアを含んだ予防が大切です。

それでは、一生自分の歯でいるためには、どのようなケアが必要でしょうか。

今回は、一生自分の歯でいよう！健康な歯を保つために必要な予防ケアについて紹介します。

虫歯が出来る原因とは？

人間はなぜ虫歯が出来てしまうのでしょうか。

虫歯は簡単に言うと、進行性の歯の病気です。

初期の虫歯は痛みを感じる事もなく、見た目も普通の歯と一見すると大きな代わりはないため、虫歯に気がつかない人の方が多くいます。

実際に歯科クリニックへ受診するのも「歯の痛みや歯茎から出血したから受診を決めた」という人が圧倒的に多い傾向があります。

虫歯が出来る原因とは、

・口内に歯が生えている

・口内に虫歯菌が1個でもいる

・虫歯菌の栄養源が口内に残っている

・虫歯菌を増やしてしまう時間がある

という条件があります。

口内に歯が生えているから人は虫歯が出来てしまうのです。が、歯がないと健康的な生活を送れないという矛盾があります。

口内で虫歯菌を増やさないケアとは？

口内で虫歯菌を増やさないためには、毎日の歯みがきが欠かせません。

虫歯菌が増える原因に、虫歯菌の栄養源が口内に残っているという条件があります。

つまり、食事や間食といった飲食で糖分を摂取し、口内に残ってしまうと虫歯菌の原因となります。

歯の表面についた汚れをプラークと言います。

このプラークの中で虫歯菌が大量に増殖されますから、定期的に汚れを取ることが大切です。

１日３回の歯みがき推奨！３回が難しい人は？

毎日出来て効果の高い口腔ケアは、ずばり「歯みがき」です。

1日3回、食後にしっかりと歯ブラシで磨くことが効果的です。

けれども現実的には1日3回の歯みがきが難しいという人もいます。

生活習慣に合わせて、1日最低でも1回はしっかりと、本気で磨くことが大切です。

本気で磨くタイミングは、夜寝る前が理想的です。

就寝中に口内のプラーク内で、虫歯菌が大量に増殖します。

ですから寝る前に虫歯菌の原因を除去し、出来るだけ口内で増やさないようにしましょう。

フロスや歯間ブラシも上手に取り入れて

歯の表面を磨くためには歯ブラシが効率的です。

さらに虫歯を予防するためには、歯と歯の間に溜まっているプラークも綺麗に除去することが大切です。

毛先が細い歯ブラシでも、歯と歯の間の細菌を取り除くのはとても難しいです。

その時に役立つのが、デンタルフロスや歯間ブラシです。

デンタルフロスは歯の汚れを落とすための糸です。

適切な長さに切り取り、ゆっくりと歯と歯の間を動かして使います。

歯間ブラシは、歯の隙間に入り込んだ汚れを落とすために使う極細のブラシです。

歯肉もピンクで健康的に保つためには？

どうしても健康な歯というと、白い歯の部分に注目が集まります。

ですが歯を支える歯肉や歯茎も、健康な歯を保つためには大切になります。

健康な歯肉や歯茎とは、ピンク色で充血がなく、適度に引き締まっています。

歯茎が下がって歯がグラグラしてしまったり、出血していたりするのは、歯周病の疑いがあります。

歯肉や歯茎の健康を保つためにも、歯ブラシの時に優しく歯肉もブラッシングとマッサージが大切になります。

定期的な口腔内チェックも忘れずに！

毎日家庭で歯ブラシやデンタルフロス等を使ったケアを行っていても、歯科医で定期的な口腔内チェックを受けましょう。

初期の虫歯は見た目ではわかりにくく、歯科医でないと見つけられないこともあります。

ですが初期で見つかれば、簡単な治療で虫歯治療が終わるというケースも多いです。

口腔内全体の健康をチェックするためにも、月に１度、長くても半年に１度は定期的な口腔内チェックを行いましょう。

マウスピースを使った虫歯予防方法も

どんなに家庭内でしっかりと口腔ケアを行っていても、虫歯になりやすい人がいます。

そんな人は、体質的に虫歯が出来やすいという事が考えられます。

家庭内で虫歯を予防する方法もあります。

マウスピースに薬を注ぎ装着することで、虫歯菌を殺菌するという方法があります。

虫歯が出来やすい人に効果的ですが、マウスピースを作ったりと使い始めるまでに手間もかかります。

歯科矯正で虫歯菌が潜伏しにくい環境つくりを

歯並びの悪さが原因で虫歯が出来やすい人は、歯科矯正で虫歯を減らすという方法があります。

虫歯菌は歯と歯の間に潜伏しやすく、24時間で増殖します。

さらに歯と歯の間を磨くことは難しいため、虫歯が出来やすい人は歯並びを矯正することで虫歯菌が潜伏しにくい環境へと変わります。

歯科矯正は費用も時間もかかりますが、将来的に自分の歯で健康的に過ごすためには有効な手段です。

予防ケアで健康的な歯をキープしよう

人間の歯は、永久歯が生え揃うと新たな歯が生えてくることはありません。

ですから、永久歯が生えてきたときからずっと「予防歯科」が大切になります。

筒井歯科では予防歯科で大切な家庭でのブラッシング方法や予防方法をレクチャーしてくれるので、ぜひ健康な歯を保つためにも相談してみてください。

毎日のケアが20年・30年と経過した後に効果を発揮します。

死ぬまで自分の歯で物を食べることができるように、毎日こつこつと歯のケアは怠らないようにしましょうね。

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