インプラントが初めての方へ。インプラントの基礎知識と治療の流れ | インプラントのホントのお話

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インプラントが初めての方へ。インプラントの基礎知識と治療の流れ

インプラント治療が初めての方にとっては、必ずと言っていいほど手術に対する不安が付きまとうと思います。特に、インプラントを失敗した経験のある家族や友人が周囲にいる場合はなおさらでしょう。

しかし心配する必要はありません。インプラントは、技術と経験のある歯科医師と患者の協力的な姿勢によって成り立つ信頼関係があれば、ほぼ間違いなく成功する治療です。

ここでは、インプラントそのものに関する知識や治療の流れ、術後のケアを含めて網羅的に紹介するので不安解消のために是非お役立てください。

 

インプラントとは?

そもそもインプラントってなに?という方のために簡単に説明します。

 

インプラントは歯科治療法の1つです。

虫歯や歯周病などの病気、または転倒などの事故によって失われた歯の部分に、歯根と呼ばれるチタン製の人工のインプラントを埋め込み、さらにその上に人工の歯を被せることで、元の歯に状態に限りなく近い状態まで回復させる治療です。

 

インプラント治療のメリットは豊富です。

噛み合わせが回復することで、固いものを食べるときや人と話すときなどにストレスを感じにくくなります。また抜歯治療には入れ歯やブリッジなどの方法もありますが、インプラントはそれらに比べて、

 

  • ●安定性が高い
  • ●耐久性が高い
  • ●審美性が高い(見た目が天然の歯に近い)

といった優位性があります。

 

インプラントについて理解できたところで、さっそく治療の流れについて説明します。

 

 

インプラント治療の流れ

①初診(問診・カウンセリング)

問診票に記入します。このプロセスを軽んじる方がいますが、治療を確実に成功させるためにも、アレルギーや既往症、現病歴の有無など細かい情報を記入する必要があります。その他、治療に関して不安や希望がある場合も積極的に伝えましょう。

 

②検査

問診を受けて、実際の検査に移ります。

歯と口腔内の状態を正確に把握するために、平面撮影と立体撮影のレントゲン技術が使用されます。特にCTスキャンによる立体撮影は、治療の正確性や安全性を高めるためには欠かせない検査となります。

手術中のストレスを極力減らしたいという患者には、後日に受ける血液検査を経て、精神鎮静法である静脈内鎮静法(麻酔)による手術が、行われることになります。

また虫歯や歯周病がある場合は、インプラントが歯の骨や組織と上手く結合しないことがあるため、そちらの治療が優先して行われます。

 

③診査・診断

診査・診断はインプラント治療におけるもっとも重要なプロセスです。医師自身の治療経験や過去の症例資料が豊富であることはもちろん、レントゲンやCTスキャンのデジタル画像を使用し、患者に検査結果を分かり易く説明できる技術と設備が求められます。

検査結果をもとに医師と患者でしっかりと話し合いをすることも、診査と診断のうちの1つです。

 

④インフォームドコンセント

インフォームドコンセントとは、説明と合意のことです。医師やスタッフから十分な説明を受けた上で患者が治療に合意(納得)することを目的として行われます。

医師と患者との信頼関係を強くするためには、口頭での説明だけでなく、モニター、レントゲン、CT画像などを利用して、より具体的に説明することが求められます。またそれが医師とスタッフの重要な役割でもあります。

治療計画書に沿って、患者にとって最適な治療方法が説明されますが、絶対の決定ではないので、この時点でも不安や希望については積極的に相談することが可能です。

 

⑤手術開始

インプラントの本数や口内環境、治療の方法によって手術時間には差が生じますが、おおよそ2時間~2時間半で終了します。インプラント一本あたりの埋め込みにかかる時間の目安としては、20分~30分程度です。

静脈内鎮静法(麻酔)が行われた場合でも、全身麻酔ではないので入院する必要はありませんが、帰宅後に激しい痛みや腫れなどの異常が続く場合はすぐに医師に伝えてください。特に治療する部分の骨が薄い人の場合は術後の痛みや腫れが長く続く可能性が高いので、事前に術後のスケジュールに空きを用意しておくことをお勧めします。

 

⑥術後のメンテナンス

稀に手術が終わったらパタリと通院をやめる方がいますが、とても危険です。インプラントの寿命を延ばすのは術後のメンテナンスがカギを握っていると言っても過言ではありません。何より人工物であるインプラントには神経がないので、自分では気づかないまま病気や異常が進行しているケースもあります。

 

  • ●歯周病の傾向がある
  • ●グラグラして不安定
  • ●欠けている、ヒビがある
  • ●過剰に変色している
  • ●噛み合わせが不自然

 

術後に起こり得るこれらの異常の有無を、しっかりと確認してもらう必要があります。

メンテナンスのための通院回数は、最初の1年は2~4回程度が一般的です。手術部分の消毒や経過の観察をしながら、約3か月~6か月異常がなければ最終的な人工の歯(上部構造)が付けられます。

 

術後当日のセルフケア

インプラントの治療後は、自宅でのケア方法について医師から指導があります。

 

「柔らかめの歯ブラシで治療部分は避けてブラッシングを心がけてください。」

「食べ物は刺激物や固いものを避けて柔らかくて栄養のある物を摂ってください。」

といった具合です。

 

術後に痛みが生じる場合もあるため痛み止めが処方されたり、術後約1週間後の抜歯治療までの抗生物質が処方されたりします。医師の指導の下、自分で毎状態をチェックしながら経過を観察しましょう。

メンテナンス時にその経過を詳細に報告をするなどして、医師とコミュニケーションを取ることが、インプラントの健全な状態をより長く保つことにつながります。

 

短期間で済ませたい場合のインプラント治療

インプラント治療の種類の1つに即時荷重インプラントというものがあります。通常のインプラントと比べた場合の即時荷重インプラントのメリットは、主に3つあります。

 

  • ●必要通院回数が少ない
  • ●費用が安い
  • ●術後すぐに人工の歯(上部構造)が付けられる

 

ただしどの歯科医院でも行っている治療というわけではないので、即時荷重インプラントを利用したいと希望する方は、事前にホームページなどで歯科医院を調べたり、電話で直接問い合わせたりするといいでしょう。

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筒井歯科では高い技術のある名医がインプラント治療を行ってくれます。

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