インプラントを長持ちさせるためのポイント7つ | インプラントのホントのお話

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インプラントを長持ちさせるためのポイント7つ

はじめに

人工歯根を口の中の骨に作って、そこに人工歯を被せる治療インプラント。
入れ歯やブリッジと比べると痛みや違和感がなく、本物の歯とは見分けがつかないほど自然な仕上がりが魅力的です。

では、このインプラントはどの程度の寿命なのでしょうか?
ここではインプラントの寿命や長持ちさせるポイントを7つご紹介していきます。

インプラント治療を受けたい方や、インプラント治療に興味がある方はぜひご参考になさってくださいね!

インプラントの寿命って?

インプラントのほとんどはチタンやチタン合金でできておりこれらの材質は損傷や摩耗が少ないため、丁寧に使うことで半永久的に使用できると言われています。
ですが、メンテナンス方法や素材によっても寿命はかなり変わってくるのが現実です。

とは言っても、インプラントの累積残存率は90パーセントを超えていると言われており、治療に10年間保証をつけているクリニックもあるほどです。
ちなみに、ブリッジの寿命は7~8年程度で、入れ歯の寿命は4~5年ですので、インプラントはこれらと比較するとかなり長いと言えるでしょう。

いい加減なケアだと再手術になることも

ですが、インプラントの寿命には個人差があって、ケアがいい加減だと数年程度で寿命を迎えてしまう場合もあるようです。
そういった場合にはすぐに歯科医に相談した上適切な治療が必要でしょう。
その状態によっては再手術になることもあります。

インプラントに異常がある場合にかかわらず無理やり使い続けていると、周囲の健康な歯にも悪い影響が出てくるため、早い段階で治療を行うことが大切です。

インプラントの寿命を延ばすポイントとは?

では、インプラントの寿命を延ばすにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、インプラントを長持ちさせるポイントを7つご紹介していきます。

1.毎日の歯磨きを丁寧に

インプラントの歯は人工の歯ですが、入れ歯のように取り外せないため天然の歯と同様使っていくうちにプラークが付着してきます。

それを除去するには毎日の歯磨きが必要不可欠です。
つまり、毎食後丁寧に歯磨きをすることが大切です。

2.たばこの量を減らす&禁煙する

喫煙者のインプラントの寿命は短いと言われています。

喫煙によって感染やインプラント周囲炎の危険性を高めてしまい、骨とインプラントが結合しにくくなるようです。
インプラントの寿命を延ばすにはインプラント治療の前にたばこの数を減らすか禁煙することが大切でしょう。

さらに、喫煙することによって治療後の傷口の回復に悪影響を及ぼす他、インプラント周囲炎を起こす危険性を高めます。

なので、治療前の禁煙はもちろんのこと、治療後であってもたばこをできるだけ吸わないことはインプラントの寿命を長持ちさせる大切なポイントです。

3.噛み合わせをよくする

インプラントは天然の歯と同様強く噛めるのが大きな特長ですが、そのためお口全体の噛み合わせのバランスが悪くなると歯に大変負担がかかってしまうと言われています。

インプラント治療によってしっかり噛めるようになったら、片方だけで噛むなどの癖がある方は意識的に両側でバランスよく噛むようにするといいでしょう。

4.食いしばりや歯ぎしりを放っておかない

インプラントは天然の歯とは違って歯根膜と言われるクッションがないため、噛む力による負担がかなりかかると言われています。
なので、歯ぎしりや食いしばりを放っておくと被せものが取れたり、インプラントが折れたりなどのトラブルの原因になります。

食いしばりや歯ぎしりはインプラントに悪い影響を与えるほか、肩こりや頭痛などの他の全身症状の原因にもなります。
なので、定期検診で食いしばりや歯ぎしりの癖がないかを歯科医師にきちんとチェックしてもらいましょう。

5.硬い食べ物に注意する

飴やナッツ類などといった硬い食べ物を噛むと、噛んだ時に人工歯が割れてしまうことがあります。
インプラントは天然の歯と同様噛むことはできますが、硬い食べ物を食べる時には注意することが大切でしょう。

6.全身疾患をコントロールする

糖尿病や骨粗しょう症などの全身疾患がある方はインプラント治療前から治療後にかけ、全身の管理を徹底的に行うことが大切です。

特に糖尿病の方は歯周病の危険性が高まると言われています。
インプラント周囲炎を予防しインプラントを長持ちさせるために血糖値をきちんと管理する必要があるでしょう。

7.クリニックで定期的なメンテナンスを行う

インプラント治療を行ったら定期的にクリニックにメンテナンスに通うことをおすすめします。

インプラントで起こるトラブルで最も多いのがインプラントに歯周病が起こるインプラント周囲炎というものです。
これは歯磨きだけでは落としきれなかったプラークや歯石が原因で起こるものです。
自覚症状がほとんどなく自然に治るものではないので、問題が全くなくても定期的にクリニックで検診を受けていただき、プラークを除去するなどのメンテナンスを受けることをおすすめします。

違和感があったらすぐにクリニックへ

インプラント治療は入れ歯やブリッジなどと違って痛みや違和感がほとんどない治療法です。
ですので、違和感や痛みが出てきたという場合には見た目に分からなくてもすぐにクリニックに行った方がいいでしょう。

異常があったら早めに治療を行うほど費用や時間がかからないものです。
この程度なら放っておいて大丈夫などと過信するのはやめましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

インプラント治療は保険外治療なので確かに費用は高額になりますが、健康な歯に負担をかけずかなり持つものだと考えると決して高い治療だとは言えません。

ここではインプラント治療後長持ちさせるポイントについて7つ挙げてみましたが、それ以前に治療の段階で最も大切なのはクリニック選びだと言ってもいいでしょう。

筒井歯科では1人1人に合ったプランで治療を行います。

インプラントはメンテナンス次第で寿命が伸びるので、アフターケアなどしっかり対応してくれるクリニックを選ぶと良いでしょう。

正しいケアを行い、健康な歯で過ごしたいですね。