本当に大丈夫?海外でのインプラント治療 | インプラントのホントのお話

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本当に大丈夫?海外でのインプラント治療

はじめに

インプラント治療を受けたいけれど、近々海外に行かなければならない事情がある・・という方もいらっしゃるはず。
たとえば、仕事や留学などで海外でインプラント治療を受ける方などですね。
海外に住んでいた時にインプラント治療を受けその後日本に戻って生活することになった場合、もしインプラントになんらかのトラブルが生じてしまったら日本のクリニックで治療を受けることはできるのでしょうか?
また、海外でインプラント治療を受けたら、その後日本ではどういった方法でメンテナンスを受ければいいのでしょうか?
海外のインプラント事情や日本でのメンテナンス法などについてお教えしましょう。

インプラントの歴史

そもそもインプラント治療の歴史は古くからありましたが、治療として確立されたのはごく最近のことです。
1952年に骨と金属のチタンが強力に結合することが見つかり、1965年にはスクリュー状のチタン製の人工歯根が臨床応用開始となりました。
骨と結びつくチタンという金属が見つかったことでこのインプラント治療は急激に向上し、優れた臨床結果に対し世界各国から注目されました。
1990年代に入るとさらに実用化が進んだため、現在ではこの治療を選ぶ人が増えています。

インプラント治療の安全性と知っておきたいリスク

海外のインプラント事情

保険制度

インプラント発祥の地であるスウェーデンではインプラント専門医による治療が一般的です。
さらに、保険を使って治療が受けられます。
いっぽうで、アメリカでは医療技術が非常に進んでいるため、高水準の治療が受けられます。
ですが、アメリカにはスウェーデンのような保険制度がないため、基本的には自由診療となっています。
日本の保険を使って治療を受けることもできますが、一般的には保険外診療だということを理解しておきましょう。

すぐに治療してもらえる?

インプラント治療を受けるには長期滞在が基本となっています。
インプラントに骨を入れた後3~6か月程度かけ治療を進めていくため、治療を受けてすぐ帰国するということはできません。

技術

インプラント治療は日本で生まれたものではなく、スウェーデンのブローネマルク博士という人が骨とチタンが強力に結合することを見つけ開発した治療法です。
ヨーロッパでは日本と比べて気軽にインプラント治療を受ける方が多いようですね。
ですので、その分技術力も非常に高く進歩の速さもめざましいものがあります。
なお、インプラントメーカーは世界で200社程度ありますが、世界標準となっている安全基準を満たしているものは少なく、全てそれらは海外製であるということからも日本ではインプラント治療がまだ根付いているとは言い切れません。
日本ではインプラント治療だけでなく、歯科医療については世界的に見てもまだまだ後進国だと言えるでしょう。
なので、歯科医師によっては知識や技術が低いためトラブルが起こったりするわけですね。
歯科医師の中には知識や技術があまりないまま、世界基準の安全性が満たされていないメーカーのインプラントを使ってトラブルになったりするようです。
そういった日本の歯科医師がインプラント治療の質を上げようとすれば、第一に必要なのは研修などに参加して勉強することでしょう。
高度な技術を習得するには国内であれば東京などに出向いてセミナーなどに参加することが大切ですし、海外での学会などに参加することも大切でしょう。
こういった勉強を日々行うにはそれなりに費用もかかります。
その費用は当然インプラントの治療費にかかってきますので、質のいいインプラント治療を受けるためには当然治療費が高くつきます。
つまり、質の高いインプラント治療を日本で受けるようになるには、歯科医師が海外へインプラントの治療技術を勉強しにいくことこそが大切なのです。

海外で歯科医師に確認すべきこととは

海外でインプラント治療を受けたいと思っていても、日本に帰国してから歯の調子が悪化したら・・と思うとためらう方も多いでしょう。
そんな時のためにもインプラント治療を受けた海外の歯科医師に次のような点を確認しておきましょう。

どんなインプラントを使っているのか

なお、インプラント治療に使うインプラントは種類も多く、それぞれの患者さんによって違う治療が施されています。
どのメーカーのインプラントを治療の際に使ったのかや、サイズなども確認しておきましょう。

メンテナンスの時期

インプラント治療を受けた後日本に帰国したり、日本に長期滞在する場合など、どの程度のペースでメンテナンスを受ければいいかを歯科医師に確認しておきましょう。

症例紹介:インプラント治療のビフォーアフター

日本でのクリニックの選び方

もし、日本に帰ってきてからインプラントにトラブルが起きた場合、さらにメンテナンスを受けたい場合にはどうやってクリニックを選べばいいのでしょうか?
まず、海外のクリニックに提携クリニックがある場合には同じ種類のインプラントを扱っているかもしれません。
さらに、扱っていなくても同じ種類のものを扱っているクリニックを見つけやすくなるでしょう。
つまり、海外でご自分がどういった治療を受けているかをきちんと把握しておけば日本でのその後のメンテナンスもスムーズになるので、しっかり確認しておくことが大切です。
海外でのインプラント治療は日本でのインプラント治療とは違うことが多いです。
ですので、スムーズに治療を受けるためにも可能な限り同じクリニックで治療を受けることが理想ですが、海外でインプラント治療を受ける可能性がある場合にはかかりつけのクリニックで早めに相談しておきましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?
海外のインプラント事情や日本でのメンテナンスなどについてまとめてみました。
硬い食べものなどを食べるとインプラント以外にも健康な歯にも強い衝撃が加えられるため、インプラントの上にある人工歯が割れたり、欠けたり、ひびが入ったりすることがあります。
海外にいる時にインプラント治療を受けた場合には注意するべき点をしっかりと理解した上で、トラブルが起きた時に冷静に対応できるようにしておきましょう。
ぜひ、海外でインプラント治療を受けた時のご参考になさってくださいね!

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